ディスコが6日発表した6月1日時点の大卒内定率(速報)は76.9%(前年同期比5.1ポイント増)となり、1カ月前から約12ポイント上昇した。6月から企業による選考活動が解禁されたが、すでに7割以上の学生が内定を得ていたことになる。ただ、内定者を含めてまだ半数近くが就職先企業を決めておらず、企業側にとっては計画通りの採用ができるかどうか、厳しい局面が続きそうだ。
内定者のうち就職先を決めた学生は48.5%(同5.4ポイント増)で、昨年、一昨年を上回っている。これに対して就活を継続中は22.6%、未内定者は23.1%あり、合わせると45.7%がまだ就活中。
未内定者のうち、「近く内定が出る見通し」は16.2%(同5.7ポイント増)あり、「選考中だが内定の見通しは不明」が55.4%、「見通しはない」が13.7%となっている。
調査は1~5日に実施、「キャリタス就活」モニターの大学4年生ら1208人から回答を得た。