全国求人情報協会が25日発表した4月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は、137万7601件(前年同月比60.0%増)となった。今年に入って回復基調をたどり、ピーク時の8割ほどに盛り返してきた。新型コロナウイルス感染防止のための制約が完全に解かれる5月以降は、さらに求人が旺盛になる見通しだ。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が週平均18万3235件(同88.0%増)、「調理スタッフ」は13万8712件(同87.8%増)、「運搬・清掃・包装」は16万2475件(同68.4%増)、最も掲載件数が多い「販売」も22万9013件(同41.2%増)となっている。
雇用形態別では、全体の8割を占めるアルバイト・パートが同64.5%増、このほか正社員が同36.5%増、契約社員が同48.2%増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同60.1%増だったほか、北海道・東北は同53.7%増、中部・北陸は同55.7%増、近畿は同59.4%増、中四国は同47.0%増、九州・沖縄が同54.9%増となった。