経団連が20日発表した今春闘の第1回大手企業業種別回答状況によると、加盟81社の加重平均で7430円(前年同期比2.27%増)となり、昨年の賃上げ率の1.70%を上回った。前年を上回ったのは18年以来4年ぶり。
このうち製造業75社の平均が7578社(同2.32%増)、非製造業6社の平均が6735円(同2.05%増)。最も高いのは建設2社の1万7916円(同3.76%増、単純平均)で、鉄鋼9社の8973円(同2.98%増)、機械金属3社の8591円(同2.71%増)など、2%台の回答が相次いでいる。
対象は従業員500人以上の経団連加盟企業で、19業種158社の回答のうち、平均額などが不明な77社を除いた。