マイナビが20日発表した2022年版「独立・開業に対する意識調査」によると、独立・開業に興味のある人は41.9%(前年比2.0ポイント減)となり、コロナ前の19年の41.3%の水準に戻ったことがわかった。同社は「コロナ禍の長期化やウクライナ情勢など世界の不安定化で、安定志向に回帰する人が増えたため」と推測している。
「興味のある」人のうち1000人にきっかけを聞いたところ、「収入を増やしたい」が28.2%で最も多く、次いで「やりたいことがある」が21.4%、「自分の能力を試したい」が15.1%など。
興味のある業種は「その他各種サービス」の33.2%で、業種は運送業、コインランドリー、保険・金融、アミューズメント、冠婚葬祭など多種多様。次いで「飲食」の20.8%、「IT・通信・情報・携帯電話」の19.3%などが続いた。「飲食」の2位は昨年と同じだったものの、一昨年より5.7ポイント低下しており、ここにもコロナの影響を見て取れる(複数回答)。
調査は3月17~22日に実施。全国の20~60歳の男女1万8894人から回答を得た。うち、「興味のある人」の回答は1000人。調査は今年で4回目。