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2022年4月25日

改正職安法の省令・指針固まる、求人メディア「届け出制」導入で労政審 5月に要綱案提示へ

n220425.jpg 労働政策審議会労働力需給制度部会(山川隆一部会長)は25日、10月施行となる改正職業安定法の省令・指針について、前回(4月13日)に引き続いて議論を続行した=写真。職安法上の募集情報等提供事業者(求人メディア)の対象を大幅に広げ、「届け出制」導入を柱とする改正法で、省令で定める届け出の具体的な記載内容のほか、指針で判断基準を決めている「職業紹介と求人メディアの区分関係」も現状に照らして整理した。厚生労働省は改正省令・指針の要綱案を5月に同部会に提示し、6月中の公布を目指している。

 多種多様な「雇用仲介サービス」の実態把握と交通整理が狙い。規制強化の側面だけでなく、イノベーションを阻害しないことに留意しつつ、雇用仲介事業者が依拠すべきルールを明確にする。「届け出制」は10月1日施行で、従来までの指針に基づく助言・指導などに加え、改善命令や停止命令、立ち入り検査ができる法令違反に格上げとなる。

 この日は、前回会合から焦点となっていた「職業紹介と求人メディアの区分関係」について、とりわけリコメンド(求職者の要望、特性に応じた情報提示が行われる機能)の取り扱いを整理。境界線となる情報の「選別」「加工」に該当するか否かの基準など、厚労省が5つのリコメンドの例を示した。このほか...


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