全国求人情報協会が25日発表した3月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は、131万3430件(前年同月比48.1%増)となった。昨年11月から順調に回復基調をたどり、ピーク時の160万件台に近付いてきた。新型コロナウイルス感染防止のための制約が解かれた4月以降は、さらなる回復が期待できそうだ。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が週平均16万4977件(同85.1%増)、「調理スタッフ」は12万3581件(同84.7%増)、「運搬・清掃・包装」は16万346件(同59.3%増)、最も掲載件数が多い「販売」も21万7075件(同31.7%増)となっている。
雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同50.0%増、このほか正社員が同30.6%増、契約社員が同37.7%増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同40.1%増だったほか、北海道・東北は同51.9%増、中部・北陸は同47.1%増、近畿は同51.0%増、中四国は同48.4%増、九州・沖縄が同53.2%増となった。