ニュース記事一覧へ

2022年4月22日

テレワークの満足率、初の8割超え 過去最高、生産性本部4月調査

 日本生産性本部が22日発表した第9回「働く人の意識に関する調査」によると、自宅でテレワーク勤務している人の割合(4月時点)は2割前後で推移しているものの、満足度は8割を超える過去最高となった。

 テレワークの実施率は20.0%(前回1月比1.5ポイント増)の微増。20年5月の31.5%を最高に、その後は20%前後で推移しており、今回も大きな変化はなかった。企業規模でみても、大企業(従業員1001人以上)は33.7%だが、中堅企業(同101人~1000人)は25.3%、中小企業(同100人以下)は11.1%と、依然として大きな開きがあった。

 しかし、テレワークの満足度では「満足」が25.0%、「どちらかといえば満足」が59.4%で計84.4%(前回比6.9ポイント増)に上り、初めて80%を超える過去最高となった。コロナ禍当初の20年5月当時の57.0%から満足派が徐々に増えており、テレワークでの就業が定着していることがうかがわれる。

 調査は11、12日実施、20歳以上の非雇用者1100人の回答を集計した。同調査はコロナ禍が始まった20年5月から四半期ごとに実施している。

PAGETOP