リクルートが21日発表した「働く人の平日ランチ調査」によると、自分や家族の作った「自炊」が最も多い34.9%で、「コンビニなどで購入」の20.5%、「自分や家族の作った弁当」の18.8%などを上回った。コロナ下でテレワークがある程度定着していることがうかがえる。
「自炊」は2020年当時は22.1%で、「購入」「弁当」とほぼ同じ割合だったが、コロナ禍で21年は33.4%に急増し、22年は微増と2年連続で増えた。一方、「社員食堂」は8.0%、「外食」は6.9%に過ぎず、比率も前年から微減となった。
平均予算については「出前、デリバリー」が1274円で最も高く、「外食」も1104円といずれも1000円以上で、2年連続で増額。これに対して、「自炊、または家族の作った食事・弁当」は最も安い368円だが、こちらも2.2%ほどアップしている。食材価格の上昇が背景にあるようだ。
また、食事の方法も「1人で食べることが増えた」が30.6%、「自宅で食べることが増えた」が24.2%で最も多く、テレワーク、出社を問わず"1人派"の多いことがわかった。ビジネスパーソンのランチ風景としては、少し寂しい雰囲気も感じられる。
調査は3月1~9日に実施、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女1万1905人を対象に5469人から得た有効回答を集計した。