ディップが１４日発表した３月のアルバイト時給は平均１２０７円で、前月比８円（０．７％）増、前年同月比５２円（４．５％）増となり、再び１２００円台を回復した。昨年１２月の１２１０円に次ぐ水準で、前月比は３カ月ぶりのプラス、前年同月比は１５カ月連続のプラス。
大職種別にみると、前月と同様に製造・技能が１３８３円（同３３．４％増）、建設が１６７８円（同３２．１％増）、運輸・清掃・包装等が１２５５円（同２０．４％増）と大きく伸び、９職種中８職種でプラスとなった。教育は１６２０円（同３．３％減）だった。
地域別では関東が１２５０円（同３．２％増）、東海が１１６３円（同６．０％増）、関西が１２２９円（同１．０％減）、九州が１１２７円（同１４．６％増）となり、３カ月連続で関西だけ減少した。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約３０．３万件で、同約１．７倍となった。飲食店、アパレル、スーパーなどの販売スタッフ、塾講師などの求人件数が増えている。
一方、リクルートが同日発表した３月のアルバイト・パート募集時平均時給（３大都市圏）は１１０２円（前月比０．４％減、前年同月比１．８％増）で、求人件数は約４１．０万件だった。マイナビが１３日発表した３月のアルバイト・パート時給も１１４２円（前月比１．２％増、前年同月比３．２％増）だった。
