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2022年4月 5日

昨年の旅行業界、売上高7割減 6割以上が赤字、東商リサーチ

 東京商工リサーチが5日発表した昨年(2021年1~12月)の国内旅行会社1110社の売上高は7241億5400万円で前年比71.2%減、コロナ前の19年比73.8%減となった。20年は「Go Toトラベル」の実施などもあって、売上高は同9.0%減だったが、昨年はまん延防止等重点措置などが長期化したこともあり、大きくダウンした。

 当期利益も、判明した587社の合計は前年の66億3000万円の黒字から、1795億2100万円の大幅赤字となった。最終赤字企業は65.4%に上り、JTBや阪急交通社などの大手が軒並み赤字に見舞われた。旅行業界は従業員5人未満が過半数の584社を占めるなど、小規模・零細が8割近くに上り、海外など特定の観光地に特化した業者にとって厳しい経営環境が続いている。

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