全国求人情報協会が25日発表した2月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は、120万9017件(前年同月比36.9%増)となった。100万件台に戻した昨年11月から続く回復基調を維持しており、新型コロナウイルス感染防止ための制約が解かれる春以降は、ピーク時の160万件に迫る可能性もみえてきた。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が週平均14万6452件(同13.5%増)、「調理スタッフ」は10万6331件(同5.7%増)、「運搬・清掃・包装」は14万4651件(同8.3%増)、最も掲載件数が多い「販売」も19万9235件(同9.9%増)となっている。
雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同33.8%増、このほか正社員が同27.8%増、契約社員が同29.3%増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同26.3%増だったほか、北海道・東北は同40.3%増、中部・北陸は同37.9%増、近畿は同39.1%増、中四国は同36.9%増、九州・沖縄が同39.5%増となった。