リクルートが18日発表した今春の歓送迎会、花見に関する消費者調査によると、参加回数、支出予定額とも昨年並みか微増の見通しであることがわかった。コロナ禍3年目の春になるが、消費者心理はまだ慎重なようだ。
歓送迎会の場合、「昨年と変わらない」が91.7%で圧倒的に多く、「増えそう」は7.4%、「減りそう」は0.8%。同様に、花見も「変わらない」が91.7%で、「増えそう」は7.7%、「減りそう」は0.6%と「増えそう」が少し増えてきた。
平均予算は歓送迎会が1回あたり3885円(前年比142円増)で3年ぶりに増加し、最も多いのは「3000円~4000円未満」の28.3%で、次いで「5000円~6000円未満」の26.9%となっている。ただ、例年、実際の支出額が予定額を上回る傾向にあるという。
花見は2293円(同45円減)で2年連続の減少が予想され、最も多いのは「2000円未満」の36.3%で、次いで「2000~3000円」の20.5%となっている。
調査は昨年2月1日~9日に実施、首都圏などに住む20~69歳の男女9466人の有効回答を集計した。