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2022年3月16日

2月3大都市圏の派遣時給は1620円 オフィス系求人増続く、エン・ジャパン

n220316_.png エン・ジャパンが16日発表した2月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1620円で、前月比0.1%減、前年同月比0.4%増となった。前月比は2カ月連続のマイナス、前年同月比は16カ月連続のプラス。前月比マイナスの要因は、時給水準の低いオフィス系の求人比率が上昇したため。

 職種別(大分類)では、「オフィスワーク系」が1581円(前年同月比2.3%増)だったのをはじめ、「営業・販売・サービス系」が1553円(同2.9%増)、「クリエイティブ系」が1948円(同3.0%増)など、7職種すべてでプラスとなった。

 地域別では、関東が1700円(前年同月比0.0%増)、東海が1425円(同0.4%増)、関西が1455円(同0.1%増)となり、1月と同様に3地域ともプラスだったが、プラス幅は低下した。

 3大都市圏以外では北海道が1313円(同3.6%減)、東北が1196円(同2.7%減)、北信越が1201円(同6.5%減)、中国・四国が1225円(同4.2%減)、九州・沖縄が1225円(同3.7%減)。全地域でマイナスとなり、都市圏と対照的な状況をみせている。

 一方、ディップが同日発表した3大都市圏の2月平均派遣時給は1525円(同2.2%増)の過去最高。昨年12月から3カ月連続で1500円台を記録している。「はたらこねっと」に掲載された求人件数は約20.2万件(同61.2%増)だった。また、リクルートが15日発表した3大都市圏の平均派遣時給は1680円(同2.3%減)で、5カ月連続の減少。「リクナビ派遣」に掲載された求人延べ件数は約56.9万件と1月より5.4万件ほど増加した。

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