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2022年2月16日

1月3大都市圏の派遣時給は1622円 オフィス系などの求人数増、エン・ジャパン

n220216.png エン・ジャパンが16日発表した1月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1622円で、前月比0.6%減、前年同月比1.6%増となった。前月比は2カ月ぶりのマイナス、前年同月比は15カ月連続のプラス。前月比マイナスの要因は時給水準の低いオフィス系と介護系の求人が増えたため。

 職種別(大分類)では、昨年12月と同様に「オフィスワーク系」が1596円(前年同月比3.0%増)だったのをはじめ、「技術系」が1948円(同3.9%増)、「医療・介護系」が1350円(同3.6%増)など、7職種中6職種で2~3%台の伸びとなった。ただ、前月比では「オフィスワーク系の0.3%増、「医療・介護系」の1.0%減など、伸び悩みや減少がみられ、全体のマイナス要因となった。

 地域別では、関東が1695円(前年同月比0.7%増)、東海が1440円(同3.2%増)、関西が1448円(同1.5%増)となり、前月と同様に3地域ともプラスだった。

 3大都市圏以外では北海道が1286円(同1.0%減)、東北が1183円(同2.7%増)、北信越が1196円(同0.2%減)、中国・四国が1226円(同1.2%減)、九州・沖縄が1220円(同1.0%減)。東北以外がマイナスとなり、地方の景気回復の鈍さをうかがわせる。

 一方、ディップが同日発表した3大都市圏の1月平均派遣時給は1509円(同2.3%増)で、昨年4月と並んで過去最高に。「はたらこねっと」に掲載された求人件数は約17.6万件(同50.1%増)だった。また、リクルートが15日発表した3大都市圏の平均派遣時給は1685円(同1.9%減)で、4カ月連続の減少。「リクナビ派遣」に掲載された求人延べ件数は約51.5万件と12月より0.7万件ほど減少した。

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