マイナビが１４日発表した「週休３日制の意識調査」によると、サラリーマンの約８割が「収入が減るなら利用したくない」と考えていることがわかった。日本のサラリーマンは「働き過ぎ」が批判されがちだが、当事者は収入への不安の大きいことが浮き彫りになった。
今の職場で週休３日制の導入が可能かどうか聞いたところ、「可能」が１５．１％、「どちらかといえば可能」が２４．８％だったのに対して、「不可能」が２６．３％、「どちらかといえば不可能」が３３．８％あり、"可能派"の４割に対して"不可能派"は６割という多数を占めた。不可能派に理由を聞くと、「仕事量が多い」「人手不足」などが多かった。
勤務日の減少に比例して収入が減る場合、「利用したくない」が７８．５％と圧倒的多数を占めたが、勤務日の労働時間が増えて収入は変わらない場合は「利用したくない」は５３．９％に減少し、「利用したい」が４６．１％に増加。労働時間も収入も変わらない場合は「利用したい」が７７．９％となった。勤務先の待遇で最も重視する点（複数回答）は「給料」が６２．５％でダントツに多く、「休日数」の１１．６％を大きく上回った。
調査は昨年１２月２４～２７日に実施、２０～５０代の正社員８００人から有効回答を得た。
