リクルートは9日、NPO法人「育て上げネット」(工藤啓理事長)と連携して就職氷河期世代に対して実施したアンケート調査を発表した。8割以上の人が正社員を希望しているものの、年齢などで不利に感じており、キャリアカウンセリングなどの支援を求めていることがわかった。
就業形態の希望は「正社員(フルタイム)」が83.4%で最も多いものの、仕事探しで困難を感じたことは「自分の年齢が不利」が83.0%に達し、「希望する仕事の経験がない」の51.9%、「希望に合う求人がない」の49.8%が続いた(複数回答)。
仕事探しにあたって希望する支援としては「ITスキル研修」の63.8%、「キャリアカウンセリング」の52.8%、「就業体験の機会提供」の50.2%などが多かった(複数回答)。これらの結果を受け、同社は同NPOと連携して3月にセミナーを実施する予定。
調査は昨年11~12月に実施、35~54歳の氷河期世代の男女で同NPOの登録者235人から有効回答を得た。