業務請負・派遣を主軸とするワールドホールディングス(HD)が9日発表した2021年12月期連結決算(日本基準)によると、売上高は1547億400万円(前年比7.8%増)、営業利益は74億8100万円(同19.7%増)、経常利益は77億3800万円(同14.0%増)、当期純利益は46億2600万円(同21.8%減)の増収増益だった。当期純利益は法人税等調整額などの計上によって減益となったが、それ以外は過去最高。配当は1株あたり79.5円で22.2円の減配とした。
主力のワールドインテックなどがファクトリー事業で5Gをはじめとする半導体関連の好調により、売上高が707億700万円(同28.3%増)と大きく伸びた。R&D事業、セールス&マーケティング事業も二ケタの伸びとなり、製造業の回復が業績上昇の背景となっている。
22年12月期の通期見通しは売上高1688億2800万円(同9.1%増)、営業利益62億4400万円(同16.5%減)、当期純利益38億6200万円(同16.5%減)の増収減益を予想。配当は66.4円を予定している。