全国求人情報協会が２５日発表した１２月の求人広告掲載件数（週平均・職種別合計）は、１０３万１７５件（前年同月比２７．０％増）となった。２０カ月ぶりに１００万件台に戻した前月に続き、２カ月連続で大台をキープ。ピーク時の１６０万件には及ばないが、新型コロナウイルス感染の波に影響を受けながら、徐々に盛り返しつつ一進一退の動きを続けている。
前年比については、コロナ禍による激減の反動で大幅増となっている。職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が週平均１２万３０５１件（同４６．１％増）、「調理スタッフ」は９万９６１３５件（同５９．４％増）、「運搬・清掃・包装」は１２万４５７７件（同１２．５％増）、最も掲載件数が多い「販売」も１６万６８９０件（同１２．５％増）となっている。
雇用形態別では、全体の７割を占めるアルバイト・パートが同２１．０％増、このほか正社員が同２７．３％増、契約社員が同１１．２％増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同１３．０％増だったほか、北海道・東北は同４０．８％増、中部・北陸は同３６．０％増、近畿は同２６．４％増、中四国は同２５．４％増、九州・沖縄が同２８．６％増となった。
