帝国データバンクが18日発表した企業のBCP(事業継続計画)調査によると、BCPを策定していない企業のうち、新型コロナのオミクロン株拡大を機に策定を検討している企業は28.7%あったが、策定予定のない企業も24.3%にのぼることがわかった。
策定済みの企業は38.0%あったが、そのうち20.6%は見直しの予定はなく、見直し中と見直し予定は17.4%だった。未策定で見直し予定のない企業は企業規模が小さくなるほど比率が高く、人材や時間の確保に余裕のないことが要因とみられる。
政府や自治体は企業継続の観点から、企業に対してテレワークなどを含むBCPの策定・見直しを呼び掛けている。
調査は14~17日に実施、1595社から有効回答を得た。