マイナビが6日発表した「大学生低学年のキャリア意識調査」によると、この1月に成人式を迎える学生が理想とする生き方は「趣味ややりたいことに熱中する」が最も多く、「家庭を大事にする」「経済的に自立する」などを上回った。
社会人になったら比重を置きたいこととしては「仕事」が30.1%で最も多く、「家庭」の23.2%、「自分の趣味」の19.1%などを上回った。
しかし今年成人式を迎える学生532人に、どんな生き方をして、どんな大人になりたいか聞いたところ、生き方では「趣味ややりたいことに熱中」が27.3%で最も多く、「家庭を大事にする」の20.2%、「経済的に自立」の19.5%を上回った。「仕事で成果を上げる」は11.6%、「社会に貢献」は10.1%程度だった。
一方、なりたい成人像としては「自分の信念を持っている」が最多の21.4%で、「多様な価値観を受け入れる」が19.0%、「自分のことは自分で自立してできる」が12.0%で続いた。
同社は「社会人の生き方として"会社員や社会人としての自分"よりも"家族の1人としての自分"や"個人としての自分"を重視する傾向にあることがわかった」と分析している。
調査は昨年12月15~17日に実施、大学1、2年生の男女1017人の回答を集計した。