就職情報のマイナビが「大東亜以下」というタイトルを記したメールを就職活動中の大学生に送信していたことがこのほどわかり、同社は8日、ホームページ上に謝罪文を掲載した。「大東亜」は入試難度が近い首都圏の私立大学群をまとめて指す言葉で、6日に学生約1万5000人に送信。インターンシップの募集に関する内容だったことから、「企業が大学名だけで採否などを決める"学歴フィルター"ではないか」との批判が上がっていた。
受験生などの間では、入試難易度が近い大東文化大、東海大、亜細亜大、帝京大、国士舘大をまとめて「大東亜帝国」と呼んでおり、ネット上では「学歴フィルター」と絡めて同社への不信や批判の声が寄せられていた。
同社は8日、ホームページ上の「お知らせ」欄で「"マイナビ新卒紹介"メール件名の誤りに関するお詫び」と題する謝罪文を掲載。問題のメールは「マイナビ新卒紹介」の登録者のうち、首都圏在住の学生に送ったメールであり、「所属の大学によって対応が変わるものではございません。不要な誤解を与えるようなメールをお送りして大変申し訳ございません」と謝罪した。