エン・ジャパンが１７日発表した１０月の派遣平均時給（三大都市圏、募集時）は１６１５円で、前月比０．５％減、前年同月比２．４％増となった。前月比は２カ月ぶりのマイナス、前年同月比は１２カ月連続のプラス。時給の低いお歳暮など年末イベント用の軽作業案件が増えたため、前月比はマイナスとなった。
職種別（大分類）では、最大規模の「オフィスワーク系」が１５７７円（前年同月比１．１％増）と堅調で、「ＩＴ系」が２３３９円（同３．０％増）、「医療・介護系」が１３５５円（同２．１％増）など、７職種中６職種でプラスとなった。軽作業を含む「その他」が１２２４円（同２．４％減）だった。
地域別では７、８、９月に続いて、関東が１６９９円（同３．６％増）、東海が１４０９円（同０．８％増）、関西が１４４１円（同２．０％増）と３地域ともプラスだった。
３大都市圏以外では北海道が１３５９円（同９．２％増）、東北が１２０４円（同４．３％増）、北信越が１１７３円（同０．８％減）、中国・四国が１２１２円（同１．３％減）、九州・沖縄が１２０９円（同２．０％減）となり、３地域でマイナスだった。
一方、ディップが同日発表した３大都市圏の平均派遣時給は１５０８円（同４．４％増）で、「はたらこねっと」に掲載された求人件数は約１５．６万件（同６６．８％増）。リクルートが１５日発表した３大都市圏の平均派遣時給は１７２９円（同１．２％増）で、「リクナビ派遣」に掲載された求人延べ件数は約４６．３万件。
