パーソルグループが11日発表した2021年9月連結中間決算(日本基準)によると、売上高は5128億4700万円(前年同期比10.1%増)、営業利益は267億3500万円(同92.7%増)、経常利益は275億6000万円(同79.7%増)、中間利益は155億4700万円(同2.0倍)と大幅な増収増益となり、新型コロナ前の水準を上回った。特に、利益の急回復が目立った。中間配当は7円増配の1株あたり20円。
セグメント別売上高では、人材派遣を中心にしたスタッフィング部門は企業の業績回復に伴う派遣需要の回復で2793億5300万円(同7.3%増)、エンジニア派遣のプロフェッショナル・アウトソーシング部門も577億4800万円(同7.5%増)の増収。人材紹介などのキャリア部門も企業の中途採用意欲の回復などで349億4200万円(同17.6%増)、アジア太平洋地域の人材派遣も1415億400万円(同13.5%増)とほぼ全部門で前年を上回った。
通期見通しは売上高が1兆600億円(前期比11.5%増)、営業利益が480億円(同81.5%増)、当期純利益が277億円(同74.9%増)を見込んでいる。期末配当は20円を予定。売上高は中期経営計画で予定していた「23年3月期に1兆円」の目標を1年前倒しで達成の見込みだ。
報道向けの中間決算説明と質疑応答では...
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