ディスコは18日、22年3月卒業者と23年3月卒業の採用状況・予定に関する企業調査を発表した。それによると、10月時点で22年卒者の採用選考を終えた企業は53.4%(前年同期比7.4ポイント減)程度だった。内定辞退者が多かったため、とみられる。
業種別で、終えた企業の多いのは「金融」の77.5%で、それ以外は「IT」が57.4%、「製造業」と「流通・商社」が各53.8%、「サービス業」が46.4%で最も低かった。前年に比べて内定辞退者が「かなり増えた」企業は12.7%、「やや増えた」企業は29.1%で、合計41.8%に上った。
一方、23年3月卒者の採用計画は、「22年卒並み」が64.7%で最も多く、「増える」は13.5%、「減る」は5.0%。企業規模が大きいほど採用意欲は高く、従業員1000人以上の大手企業では「増える」が17.7%となっている。新型コロナの収束を視野に入れた採用を見込んでいるとみられる。
調査は9月27日~10月5日に実施、全国の1213社から回答を得た。