ディスコが8日発表した10月1日時点の来春大卒の内定率(速報)は88.4%で、前回の7月調査から8.3ポイント伸びたが、前年同期比では0.2ポイント下回った。すでに企業の内定式を受けている学生は67.3%で、コロナ前の20年卒当時より7.8ポイント下回っている。
同社によると、今年は企業の動き出しが早く、6月までは過去2年を上回るペースで内定が進み、7月以降は"一段落"した形だ。就活終了者は84.4%で、未決定者を合わせると85.7%となり、前年同期を0.5ポイントほど上回っている。まだ決まっていない学生のうち、過半数の54.7%は就職先が決まるまで就活を続ける意向、という。
調査は1~7日に実施、「キャリタス就活」のモニター1116人から回答を得た。
一方、マイナビが7日に発表した9月末時点の内々定率は86.6%で、1カ月前から5.3ポイント上昇している。