ディスコが4日発表した「就活生の企業選びとSDGsに関する調査」によると、SDGs(持続可能な開発目標)について多くが認識しているものの、企業の取り組みが就職志望に影響を与えるかどうかは過半数が「あまり影響しない」「まったく影響しない」と答えていることがわかった。
SDGsの認知度については「詳しく知っている」が22.7%、「ある程度知っている」が63.9%で、合わせると86.6%の大多数に上った。昨年より10.2ポイント、一昨年より33.7ポイント上回っており、就活生への認知は進んでいる。
しかし、就職希望企業のSDGsへの取り組みぶりが志望度に影響を与えるかどうか聞いたところ、「とても影響する」が7.3%、「やや影響する」が33.9%だったのに対して、「あまり影響しない」が41.9%、「まったく影響しない」が16.9%で、6割近くが志望動機としてそれほど重視していないことが明らかになった。
また、SDGsの17目標のうち、関心の高い項目としては「すべての人に健康と福祉を」が40.8%で最も多く、「住み続けられるまちづくり」が39.7%、「「ジェンダー平等の実現」が39.2%で続いた(複数回答)。
調査は8月2~11日に実施、来春卒業予定の大学生らで「キャリタス就活」モニター1055人の回答を集計した。