岸田文雄内閣の新閣僚が固まった。４日午後に衆参の首相指名を受けて岸田総理が誕生し、夕方に新閣僚と皇居で認証式に臨む。巨大省庁の代表格で重要ポストの厚生労働相には、無派閥で初入閣の後藤茂之衆院議員（６５歳、長野４区・当選６回）が就任する。新型コロナウイルス感染症への対応や雇用対策に加え、厚生と労働分野の「厚労省分割案」も課題となる。
後藤氏は１９５５年生まれ。東京都出身。東大法卒。１９８０年、大蔵省（現財務省）に入省。２０００年の衆院選で民主党から出馬し初当選。０３年に自民党に入党。国土交通大臣政務官、法務副大臣、衆院厚生労働委員長など歴任している。
