全国求人情報協会が24日発表した8月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は、92万1376件(前年同月比30.3%増)となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年11月以降は9カ月連続で80万件台が続いていたが、100万件台復活の兆しがうかがえる=グラフ。
前年比は、昨年4月からコロナ禍で激減していることから、その反動で大幅増となっているが、ピーク時は160万件で推移していた。職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が週平均8万9590件(同24.7%増)、「調理スタッフ」は7万2350件(同29.5%増)、「運搬・清掃・包装」は11万6142件(同37.6%増)、最も掲載件数が多い「販売」も16万2261件(同12.8%増)となっている。
雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同21.7%増、このほか正社員が同58.6%増、契約社員が同35.2%増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同28.0%増だったほか、北海道・東北は同46.6%増、中部・北陸は同43.3%増、近畿は同27.3%増、中四国は同46.0%増、九州・沖縄が同49.5%増となった。