エン・ジャパンが15日発表した8月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1621円で、前月比0.2%減、前年同月比3.1%増となった。前月比は4カ月ぶりのマイナス、前年同月比は10カ月連続のプラス。前月を下回ったのは医療・介護系の低時給案件と軽作業の案件の増加が要因。
職種別(大分類)では、最大規模の「オフィスワーク系」が1569円(前年同月比0.4%増)と堅調だったのをはじめ、「クリエイティブ系」が1913円(同3.1%増)、「IT系」が2350円(同4.1%増)、「営業・販売・サービス系」が1515円(同2.3%増)など、7職種中6職種でプラスとなった。
地域別では7月と同様に、関東が1707円(同4.3%増)、東海が1408円(同2.6%増)、関西が1437円(同2.9%増)と3地域ともプラスだった。
3大都市圏以外では北海道が1298円(同4.9%増)、東北が1173円(同4.9%増)、北信越が1144円(同4.5%減)、中国・四国が1217円(同1.1%増)、九州・沖縄が1200円(同3.2%減)となっている。
一方、ディップが同日発表した3大都市圏の平均派遣時給は1491円(同4.4%増)で、「はたらこねっと」に掲載された求人件数は約12.2万件(同54.3%増)だった。リクルートが14日発表した3大都市圏の平均派遣時給は1735円(同1.8%増)で、「リクナビ派遣」に掲載された求人延べ件数は約31.9万件。