東京商工リサーチは10日、コロナ禍の直撃を受けている「居酒屋(酒場、ビアホール)」317社の2020年度決算を集計した。それによると、売上高は3903億7400万円(前年度比45.6%減)、最終利益は1110億2700万円の赤字(同103億6500万円の赤字)となった。
度重なる緊急事態宣言で休業・時短営業を余儀なくされ、会食の自粛などによる利用客の大幅減が響いた。減収企業は9割を超える292社に上り、赤字企業は7割の220社と前年の2.5倍に増えた。
同社によると、20年の居酒屋の倒産は過去最多の174件で、21年(1~8月)は100件となっている。