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2021年8月27日

監督指導の7割以上で労働基準関係法令違反 20年の外国人技能実習生受け入れ企業

 厚生労働省が27日発表した2020年「技能実習生の実習実施者に対する監督指導・送検の状況」によると、全国の労働基準監督署で8124件の監督指導を行い、そのうち70.8%にあたる5752件で労働基準法に基づく法令違反が認められた。違反率は前年を1.1ポイント下回った。

 違反事項の内訳は、使用機械などの「安全基準」が1974件(全体に占める比率24.3%)で最も多く、次いで「労働時間」の1275件(同15.7%)、「割増賃金の支払い」の1261件(同15.5%)が上位を占めた。

 業種別で違反の最も多かったのは「機械・金属」の1740件で、「食料品製造」の972件、「建設」の888件、「繊維・衣服」の389件が続いた。

 度重なる指導にも関わらず法令違反を是正しないなど、重大・悪質な事案に対しては労基署などが送検しているが、20年は前年より2件少ない32件あった。


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