厚生労働省は23日、医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度を創設し、初の認定申請の受け付けを始めたと発表した。これらの業界は人材不足が顕著で、紹介企業と求人企業の間で不当な紹介料のやり取りが続いているとの指摘もあることから、認定制度を設けて適正化を図るのが目的。
受け付けは16日に開始しており、期限は9月10日まで。11月中旬ごろに公表する予定。日本人材紹介事業協会への委託事業で、1分野の申請につき10万円の審査料が必要。来年2月ごろに2回目の申請を受け付ける。
対象職種は医療が医師、歯科医師、看護師、薬剤師など。介護が介護職、リハビリテーション専門職、介護支援専門員など。保育が保育士。これらの職種について、過去2年連続で年間5件以上の紹介実績(無期雇用)のあることが条件となっている。