連合は5日、今春闘の第7回(1日時点、最終)回答結果を発表した。それによると、月例の賃上げ額は5180円(前年比1.78%増、4772労組の加重平均)となり、前年を326円、0.12ポイント下回った。
企業規模別では300人以上の企業で5321円(同1.79%増、1219労組)、300人未満の企業で4288円(同1.73%増、3553労組)。昨年に続いて今年も前年を下回り、新型コロナウイルスの感染長期化に伴う経済停滞の影響がはっきり出た。
一方、非正規労働者を中心にした時給ベースの賃上げも19.91円アップの1038.77円(323労組の加重平均)となり、前年の27.11円を大きく下回った。月給ベースでも3667円(110労組)アップと昨年の6312円を大幅に下回り、前年まで順調に進んできた非正規の賃上げは腰折れした形だ。