全国求人情報協会が25日発表した5月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は80万4614件で、コロナ禍による激減が始まった前年同月に比べて28.5%増だったが、掲載件数は全盛期の6割程度で低迷が続いている。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が同45.2%増、「調理スタッフ」は同55.2%増、「運搬・清掃・包装」は同36.5%増、最も掲載件数が多い「販売」も同2.7%増、「医療・福祉サービス」が同15.6%増、「事務」が同45.5%増となっている。
雇用形態別では、全体の7割を占めるアルバイト・パートが同29.8%増、このほか正社員が同19.1%増、契約社員が同14.1%増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同19.6%増だったほか、北海道・東北は同48.1%増、中部・北陸は同36.7%増、近畿は同25.3%増、中四国は同56.3%増、九州・沖縄は同64.7%増とすべてのエリアで2ケタ増となった。