厚生労働省が2日発表した2020年「労使間の交渉等に関する実態調査」によると、正社員以外に組合加入資格のある労組のうち、資格別ではパートタイム労働者が38.2%(前年比2.6ポイント増)、有期契約労働者が41.4%(同1.5ポイント増)、嘱託労働者が37.4%(同1.8ポイント増)、派遣労働者が6.1%(同0.9ポイント増)といずれも増えていることがわかった。
このうち、実際に労組員のいる組合は各29.5%(同0.9ポイント増)、31.5%(同0.4ポイント増)、30.4%(同1.2ポイント増)、1.2%(同0.1ポイント減)だった。
過去1年間に非正規社員に関して労使協議のテーマになったのは「同一労働同一賃金」が40.5%で最も多く、「福利厚生」、「賃金」、「正社員への登用制度」などが続いた(複数回答)。
調査は労組員30人以上の組合5161組合を対象に、昨年6月末現在の状況を聞き、3335組合から有効回答(回答率64.6%)を得た。