リクルートが３１日発表した２０２１年度の中途採用に関する人事担当者向け調査によると、中途採用を「増やす」企業は２２．９％、「２０年度と同等」の企業は４９．９％、「減らす」企業は１５．３％だった。１年以上に及ぶコロナ禍にもかかわらず、企業の採用意欲は衰えていないようだ。
「増やす」を企業規模別にみると、従業員５０００人以上が２７．３％で最も高く、１０００人～４９９９人が２５．６％、３００人～９９９人が２０．６％となっている。
採用にあたり、過去に実施したことのある取り組みとしては「残業削減などの働き方改革」が６４．７％、「テレワーク導入など、働き方の柔軟性向上」が６３．５％で、働きやすい環境整備に注力していることがわかった。また、２１年度に始めたい新たな取り組みとしては「兼業・副業の容認」「地域限定社員の導入」「新しい採用ブランディング施策」の三つが多かった（いずれも複数回答）。
調査は３月１９～２４日に実施、人事担当者１０１５人から回答を得た。
