全国求人情報協会が２５日発表した４月の求人広告掲載件数（週平均・職種別合計）は８６万１２３７件で、前年同月に比べ１３．４％減。都市圏の新型コロナの第４波が沈静化せずに長引いているため、５月以降も予断を許さない状況だ。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が同２６．４％減、「調理スタッフ」は同１３．０％減、「運搬・清掃・包装」は同０．２％減、最も掲載件数が多い「販売」も同２４．９％減、「医療・福祉サービス」が同０．７％減、「事務」が同１１．７％減となっている。
雇用形態別では、全体の７割を占めるアルバイト・パートが同１６．２％減、このほか正社員が同２０．３％減、契約社員が同２５．１％減だった。
また、地域別では昨年３月以降、全国６ブロックすべてが前年同月比でマイナスだったが、中四国は０％、九州・沖縄においては同４．８％のプラスに転じた。
