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2021年4月28日

昨年の平均給与は20万2372円 小規模事業所勤労統計、厚労省

 厚生労働省が28日発表した小規模事業所(常用労働者1~4人)勤労統計調査によると、20年9月時点の残業代などを含む「決まって支給する現金給与額」は20万2372円となった。男女別では男性が27万5623円、女性が15万1101円。

 産業別で最も高かったのは建設業の25万8870円で、低かったのはコロナ禍の直撃を受けた宿泊・飲食サービス業の10万9681円だった。また、1時間あたりの給与額は1537円で、男性が1835円、女性が1329円となった。

 一方、ボーナスなど特別に支払われた給与(19年10月~20年9月)は27万994円で、支給割合は1.34カ月分。男性が39万7544円、1.44カ月分で、女性は18万1095円、1.20カ月分だった。出勤日数は1カ月19.3日、1日の実労働時間は6.9時間だった。

 調査は20年9月末時点の状況について、全国1万9191事業所を対象に実施、8743事業所から有効回答を得た。回答率は45.6%。従来実施していた毎月勤労統計調査の特別調査とは調査対象の範囲などが異なるため、前年比較は出していない。

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