マイナビが26日発表した22年卒大学生就職意識調査によると、学生の企業選択のポイントはトップが「安定している」の42.8%(前年比4.5ポイント増)で、01年卒以来の最高となった。逆に、行きたくない会社は「ノルマのキツそうな会社」が35.8%(同1.3ポイント増)で最も多かった(いずれも複数回答)。
行きたい会社では2位が「自分のやりたい仕事(職種)ができる」の34.6%(同1.3ポイント減)、3位が「給料がいい」の17.5%(同2.3ポイント減)となり、順位は変わらないものの、コロナ下での不透明な経済情勢を反映し、安定した未来を志向する傾向が強まっているようだ。
行きたくない会社の2位は「暗い雰囲気の会社」の28.9%(同0.6ポイント減)、3位が「転勤の多い会社」の24.9%(同2.2ポイント増)。「休日・休暇の取れない会社」が21.5%(同1.9ポイント減)で4位となり、昨年の3位と4位が逆転した。同社は、これもコロナでテレワークなど、働く場所を自分で選択できる価値観が広がっていることの表れとみている。
調査は昨年12月1日~今年3月20日に実施し、大学生と大学院生の4万1731人から有効回答を得た。