総務省が23日発表した3月の消費者物価指数(2015年=100)は価格変動の激しい生鮮食品を除いた総合が101.8で、前年同月比0.2%の下落。この結果、20年度の年間指数101.4となり、前年度比0.4%下落した。マイナスは4年ぶりで、マイナス幅は10年度の0.8%の下落以来、10年ぶりの大きさ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う原油安により、ガソリンなどエネルギー価格が大幅に下落したのが最大要因。
ガソリンが8.4%、電気代が4.7%下落するなど、エネルギー全体で5.8%の低下。コロナ禍で訪日外国人旅行者が減ったことで、宿泊料は16.9%の二ケタ減となった。
生鮮食品を含む全体の総合指数は101.7で、同0.2%の下落だった。