パーソルキャリアが運営する「doda(デューダ)」が15日発表した3月の転職求人倍率は1.86倍(前月比0.06ポイント減、前年同月比0.68ポイント減)となった。求人数は前月比1.6%減、前年同月比20.7%減だったのに対して、転職希望者は各1.3%増、8.0%増。同社は、倍率低下を「すでに募集している職種の充足に力を入れる企業が多かったため」と分析している。
業種別では、2月と同様に「IT・通信」が5.58倍で最も高く、「サービス」が1.88倍、「メディカル」が1.45倍となった。一方、「小売・外食」は0.74倍、「商社・流通」も0.80倍の買い手市場が続いている。「メディア」など4業種は前月より倍率が上がったが、前年同月比は全9業種とも依然として下回っている。