マイナビが18日発表した「転職動向調査2021年版」によると、2020年中に転職した正社員の転職率は4.9%(前年比2.1ポイント減)に下がった。転職率は16年の3.7%から3年連続で上昇していたが、20年は新型コロナウイルスの感染拡大で"様子見"する人が増えたようだ。
転職先が異業種の人は48.8%(前年比0.6ポイント増)、同業種の人は51.2%(同0.6ポイント減)。業種別では、異業種への転職率が最も多かったのは「フードサービス」の82.4%で、前年から25.5ポイントも増え、コロナ禍の影響がモロに出た形だ。次いで「生活関連」が80.0%、「商社」が75.0%。逆に、同業種への転職が最も多かったのは「医療・福祉・介護」の82.7%だった。
調査は1月26日~2月1日に実施。20~50代の正社員男女で20年中に転職した1500人の回答を集計した。