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2021年3月17日

2月三大都市圏の派遣時給は1613円 IT経験者案件が増加、エン・ジャパン

n210317_3.png エン・ジャパンが17日発表した2月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1613円で、前月比1.1%増、前年同月比1.6%増となった。時給額は過去最高で、前月比は2カ月連続、前年同月比は4カ月連続のプラス。時給水準の高いIT系の中で経験者案件が増えていることが主要因で、コロナ禍により企業のDX化やシステム開発などの関連需要が拡大していることを反映しているようだ。

 職種別(大分類)では、最大規模の「オフィスワーク系」が1546円(前年同月比2.3%減)と低迷が続いており、「IT系」も2250円(同0.7%減)。しかし、「クリエイティブ系」は1891円(同0.8%増)、「技術系」も1899円(同3.1%増)に増えた。

 地域別では関東が1699円(同2.8%増)、東海が1419円(同3.9%増)、関西が1454円(同4.5%増)となり、3地域とも過去最高だった。

 三大都市圏以外では、北海道が1387円(同15.0%増)、東北が1230円(同3.7%増)、北信越が1285円(同9.0%増)、中国・四国が1279円(同7.3%増)、九州・沖縄が1272円(同6.5%増)で、大幅増の地域が増えた。

 一方、ディップが同日発表した三大都市圏の平均派遣時給は1492円(同1.1%増)、リクルートジョブズは1719円(同8.2%増)だった。

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