ディスコが5日発表した2022年卒業予定の大学生の就職意識調査によると、3月1日時点で企業側の内定を得た人は21.1%(前年同期比5.2ポイント増)で、1カ月前から7.6ポイント増加した。同社の調査で3月の内定率が2割を超えるのは初めてで、企業側による採用の"前倒し"傾向が加速していることがうかがわれる。
内定者の74.7%は企業のインターンシップ参加者で、前年より5.4ポイント上回っており、インターンシップ時から早期選考、早期内定につながるケースが増えているものとみられる。ただ、内定者の8割以上は、今後も就職活動を続ける予定だ。
調査は1~4日に実施、「キャリタス就活」のモニターの大学3年生など1305人から回答を得た。就活は3月から企業による説明会が解禁されたが、ルールの形骸化が徐々に進んでいる。