来春に卒業する大学生らを対象にした企業の採用説明会が１日に解禁され、就職活動が本格的に始まった。昨年来、新型コロナウイルスの感染が収束していないことから、今年も企業説明会はリアルとオンラインの"二本立て"で進める企業が大半だ。
コロナ禍による業績不振と先行き不透明で、新卒採用数を抑える企業も増えているが、優秀な人材を確保しようとの意欲に変化はなく、企業の事実上の採用活動は早まっており、政府が定める就活ルールの形骸化が進んでいる。
マイナビによると、１月時点で企業のインターンシップに応募・申し込みした学生は９３．７％に上り、実際に参加した人は８４．９％と前年並みの水準。ディスコによると、２月１日時点の大卒内定率は１３．５％（前年同期比３．５ポイント増）となっている。
