エン・ジャパンが17日発表した1月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1596円で、前月比0.2%増、前年同月比0.9%増となった。前月比は2カ月ぶり、前年同月比は3カ月連続のプラス。緊急事態宣言などによる営業機会の減少に伴う営業・販売・サービス系の経験者需要の増加が要因。
職種別(大分類)では、「営業・販売・サービス系」が1508円(前年同月比1.3%増)に増えたのをはじめ 、「クリエイティブ系」が1885円(同0.5%増)、「技術系」も1875円(同1.9%増)に増加した。最大規模の「オフィスワーク系」は1549円(同1.7%減)と低迷が続いている。
地域別では関東が1683円(同2.3%増)、東海が1395円(同1.9%増)、関西が1426円(同2.7%増)と前月に続いて3地域ともプラスとなった。
三大都市圏以外では、北海道が1302円(同7.6%増)、東北が1138円(同3.1%減)、北信越が1120円(同3.9%減)、中国・四国が1241円(同4.5%増)、九州・沖縄が1232円(同3.0%増)のマダラ模様となった。
一方、ディップが同日発表した三大都市圏の平均派遣時給は1475円(同0.7%増)、リクルートジョブズは1718円(同5.9%増)だった。