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2021年2月 4日

日本企業のAI導入「遅れている」 導入済みは26%、アデコ調査

 アデコは4日、上場企業の管理職800人を対象にした「AI(人工知能)に関する意識調査」結果を発表した。それによると、職場の25.6%が「すでにAIを導入済み」で、27.0%が「3年以内に導入予定」だったが、28.1%では「今後の導入予定はない」と回答していることがわかった。

 諸外国に比べて、日本のAI導入が「遅れている」と感じている人は68.0%に上ったが、具体的に直面している課題(複数回答)として「AI導入をリードできる人財がいない」が33.0%で最も多く、「AIを扱える人財がいない」(30.9%)、「学習データがない・整備されていない」(22.5%)などが続いた。

 新型コロナウイルスの感染拡大でAI導入が進むかどうか聞いたところ、日本全体では「進む」が64.3%と多数を占め、「影響しない」は24.8%だったが、自社については「進む」が48.3%、「影響しない」が39.5%と変化している。

 調査は昨年12月5~7日に実施し、首都園(1都3県)に本社のある上場企業の管理職800人について集計した。

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