経団連が29日発表した「緊急事態宣言下におけるテレワーク等の実施状況」調査によると、回答のあった加盟企業505社のうち、宣言下地域の185社で7割以上の出勤者を削減していることがわかった。
従業員数でみると、宣言の対象となっている11都府県の場合、対象となる約135万人中65%に当たる約87万人がテレワークをしており、削減率は約65%となった(いずれもエッセンシャルワーカーを除く)。
企業規模別にみると、従業員1万人以上の大企業では対象約66万人のうち、約48万人がテレワークで従事しており、削減率は73%と政府が要請している「7割減」をクリアしている。
また、8割以上の企業が感染対策を実施しており、具体的には「会食の原則禁止・自粛」「ローテ―ション勤務、時差出勤の推進」「出張の原則禁止・自粛」が90%台を占めており、「不要不急の外出自粛」も83%あった(複数回答)。
調査は15日~22日に実施、加盟企業1648社のうち505社から回答を得た。