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2021年1月29日

昨年10月の外国人労働者は172万人 コロナ禍で増加率鈍る、厚労省調査

 厚生労働省は29日、2020年10月末時点の「外国人雇用状況」を発表した。それによると、届け出のあった労働者数は172万4328人(前年比4.0%増)で過去最高を更新したが、増加率は前年の13.6%増から大幅に低下した。新型コロナウイルスの感染拡大が主要因。雇用事業所は26万7243カ所(同10.2%増)の過去最高となった。

 在留資格別では「身分に基づく在留資格」が54万6469人(同2.8%増)で最も多く、「技能実習」が40万2356人(同4.8%増)、「留学を含む資格外活動」が37万346人(同0.7%減)。

 国別ではベトナムが44万3998人(同10.6%増)の大幅増加で中国を抜いて最多となり、次いで中国が41万9431人(同0.3%増)、フィリピンが18万4750人(同2.8%増)の順。

 産業別では「製造業」が48万2002人(同0.3%減)で最も多く、「その他サービス業」が27万6951人(同3.9%増)、「卸・小売業」が23万2014人(同9.2%増)、「宿泊・飲食サービス業」が20万2913人(同1.8%減)となり、コロナ禍の直撃を受けた製造業や宿泊・飲食業の減少が目立った。


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