パーソルホールディングスは28日、障害者雇用のため昨年9月に設立した子会社「パーソルネクステージ」(福岡市博多区、吉岡直登社長)が2月から、同市内に初のオフィスを開設する、と発表した。オフィスには支援スタッフ4人が常駐し、通所者や在宅勤務者らの対応にあたる。
同社と障害者が雇用契約を結んで就労する「就労継続支援A型」に分類されるサービスで、全国の企業からIT業務を中心としたテレワークで仕事のできる業務を受託。障害者は同社の有期契約社員としてスキル習得や実務経験を積み、一般企業への就労を目指す。今後3年間で九州エリアを中心に10カ所の拠点を設け、200人以上の雇用創設を目指す。
3月から企業の法定雇用率が2.2%から2.3%に引き上げられることが決まっており、企業の障害者雇用ニーズが高まることが予想される一方、地方では障害者の就労機会が少ないことなどから、同社の仲介支援で地方の雇用増につなげる。